ここでは前ページでとり挙げた、日本女子カーリング代表、
LS北見の特徴であった
①「笑顔」 、 ②「もぐもぐタイム」 、 ③「そだね」について、
僭越ながらこの場をかりて、カントクの持論をおりまぜて
探っていこうと思います。
①「笑顔」
競技期間中からメダル獲得後の報道などから、
チーム創設の理念を知ることが出来ました。
クラブ設立や今大会でもチームを支えた本橋選手の言葉に
”(大きな挫折がありながらも)「カーリングを楽しみたい!」”
というような趣旨の話があったかと思います。
これは、LS北見というクラブが「内発的動機付け」による
競技への取り組みを重視していると、見受けたところです。
→この基本理念があったからこそ、緊迫したストレス状態の
なかでも、冷静に!笑顔で!競技に取り組むことが出来た
と推測しました。
②「もぐもぐタイム」
たしかNHK中継の際、視聴者からハーフタイム時の休憩に
別の競技のトピックスに切り替えたことへのクレームから、
さらに注目をあびたことと捉えています。
「おやつ時間が楽しみ」という要望に放送局側が応えた形に
なっていますが、『なぜ?+なぜ?』を深めていくと、いまの
スポーツ栄養学的な点も関係することが見受けられました。
(夜は焼肉を食べに行ったとかご家族も明るかったですがw)
※但し、私は専門家でないので、推奨・断言はできません。
その点をご承知いただいた上で、下記をご覧ください。
→競技の解説などでも、さらっと伝えられていましたが、長時間
の競技で脳に糖質を補給するために必要・・等、無駄を省いた
簡潔な内容でした。
それ以上に、上記①にも挙げた「ストレス対処」の効果や、
適度な水分・栄養補給として、競技中の選手の心身の調整に
大きな効果も期待されるのでは、と捉えています。
→さらには、我々のようなスポーツに携わる指導者や保護者の方に
とっても参考になる情報であったと思います。
競技スポーツでは、練習中の水分補給は今や必須要件であり、
加えて体力強化には、トレーニング中の食事(軽食)摂取により、
筋肉の増強を補助するという取り組みも行われているそうです。
また、丸一日を要するような大会、競技会でも、昼食だけでは
補えないような栄養摂取は、特に小中高の発達段階にある選手
には、心身の健康を保つ意味でも重要であると、私は思います。
以上、未熟者ながらも私カントクが「その先の、ふか~い理由」に目を
向けてみた内容です。
このあと、次の記事では、私が「そだねー」の価値を無くして欲しくない
想いをこめて、このブームを将来につなげるキーワードと出来るよう、
丁寧に私の考えや見方を掲載したいと思います。
☆次回 「そだねー」ぷち論(本文②)に続く