一次リーグ終了

カタール、、、準々決勝戦進出するらしい。
対戦相手はドイツになる見込みである。ドイツはもともと予選さえ通過できなかったくらいで、絶対勝てない相手ではないから、カタールが準決勝に進む可能性だってある。
ホーム開催とはいえ、、快挙である。Ulrik Wilbekをして、数年前に比べて格段にレベルが上がったというから、もしデンマークが一位通過して、準々決勝でカタールとあたっていたら意外と苦戦を強いられていたかもしれない。オイルマネーの威力ははかりしれない。。まぁフランスの大半も移民で成り立っているくらいで、あのNikola Karabaticもセルビア系2世だから今や選手のグローバリゼーションは普通にはなってきてはいるものの。
　
デンマークは一次リーグ最終戦で対ポーランドで勝利し、結局3勝2分けで8ポイント、9ポイントのドイツに追いつかず2位で通過することになった。
その結果、トーナメントの初戦1/8戦ではアイスランドとあたる。もし勝てれば準々決勝でスペイン、準決勝でフランスと、決勝までの道のりはかなり険しい。
一位だったら、1/8戦でエジプト、準々決勝でカタール、準決勝でクロアチアと、比較的ラクなプロセスになるはずだった。
二次リーグもあるヨーロッパ選手権と違って、一次リーグから直接トーナメント戦になる世界選手権は本当にひとつひとつの結果がクリティカルに影響する。トーナメント戦で負ければそれきりになるけれど、リーグでの順位も大きい。一位で通過すれば、準決勝まで別のグループの一位チームとあたらないが、2位だと準々決勝で早々に強豪と対戦するので準決勝進出は難しい。
　
まぁ、今回はかなり厳しくなることは予測していたが、、
ディフェンスの不確かさと、安定したプレーメーカーの不在である。
しかもセンターディフェンスのRene Toftが、今大会のルール改正で力を発揮できなくなったのが痛い。そんなにアグレッシブでなくとも112ｋｇの巨体の威力は大きいらしく、ちょっとしたことでファウルをとられる始末。
で、ポーランド戦を前に、わたしのお気に入り選手Damgaardの代わりにMads Mensahが入ることになった。
FBではこの監督の決断に対しハンドボールファンの批判コメントが相次いでいたが、どうも、攻撃よりもDamgaardのディフェンス力のなさによる決断だったらしい。Mensahが入るのはともかく、Damgaardをデンマークに帰らせるのではなく、SpellerbergかSoendergaardと代えるべきだったのでは、という意見が多かったが、もはや一試合も落とせない状況でベテランを外したくなかったのかもしれない。確かにBo Spellerbergは力は衰えてきているがチームを盛り上げるタイプである。ロシア戦でDamgaardはまったく出なかったが、危なげなく勝てたのでDamgaardなしでも問題ないと判断されたのか、、個人的には残念である。
　
ポーランド戦は、思ったよりも立ち上がりから危なげなかった。
というか、ポーランドが不安定でミスをしてくれたのに助けられた。
ディフェンスもRene Toftなしでもうまくいっていたし、速攻も今までよりも決めていたと思う。
この勢いで明日のアイスランド戦もうまくいけば、、と思う。